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2014.3.20 「どんぶら〜が語る」
どんぶら〜

必死で、不死身のお侍さんの本


ここではよー、そう、本だよ。本ー。
人間が書く本だよー。

妖怪推薦図書を紹介していくべー。
あ、でも、ほら、そりゃ500年も生きてるけど、そんなに頭いいほうの妖怪じゃないし、
なんていうの、こうあるべき、とかじゃないんだけど、なんか良かったら〜くらいの
気持ちで・・・いや、賢く見られたいとかは、昔、人間だったし、やっぱりあるよ〜((*´∀`*))

って、ごめん〜・・・

おれ(↗ 語尾上げ)、身体は大きくても、ハートがガラスだから、たまに、自分を出そうとすると、
自分の中のもう一人の自分が出て来てお話することになっちゃうの〜。。
ハートをオリハルコンくらいまで進化させたいべー。

さて、記念すべき第一回は、お侍さんのことを書いた本にすっぺ。

福本 清三

って、お侍さん知ってる?
このお侍さんは、必死のお侍さんで、不死身のお侍さんだっぺ。
よぐわがんないね。
たぶん、名前を知らないおまえさん達も見たことはあるんでねの?

 

 

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京都は太秦、東映撮影所の大部屋俳優で、日本一の斬られ役だっぺ!
15歳からのキャリアで斬られたこと2万回だがんね!

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「日本一の斬られ役 福本清三 どこかで誰かが見ていてくれる」

聞き書き :小田豊二

福本清三さんのインタヴューで編集された自伝記なんだけんども、
いやー、いいんだよ、味がハンパねぇんだよ〜
普段はパンチパーマなんだよ〜
でも、全く酒飲めね〜んだよ〜
なにかにつけて、「なんでワシなんかに?」「アホらし」「お恥ずかしい」「しょうもない」が口癖な
超ド級の謙虚な人なんだよ〜
一番最初の仕事は?って質問に、「それがよく覚えてませんがな」って返すし、
カメラのことは、キャメラって言うがんね〜
本名は橋本だけど、先輩と被ったから、福本になってるからね〜

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タイトルから当たり前なんだけんども本当に哀愁あるべ。
太陽がカンカンに照りつける真夏に、「死体が汗かくな!」と怒鳴られ、
東映城の濠まで氷が張る真冬に、「死体が凍えるな!」と怒鳴られ、
飯も食えない、バス代も払えない貧乏生活。

スタントマンさながらの仕事、殺陣の修得、
仁義なき戦いの出演、結婚、美空ひばりとの共演、
川谷拓三の死、そして、ラスト・サムライへの出演。

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凄まじいトピックスの数だべ。
サラッと言うんだども、いちいち目頭熱くなっちまうべよ。

読んでて妖怪のおれ(↗ 語尾上げ)が不思議に思ったことがあるべ。

それは、まわりの俳優はいつかスターになってやる!て、
夢だけを信じて歯を食い縛ってやってたのに、
福本のお侍さんは、言われたことだけをやってきた人だべ。
出来るだけスターの邪魔にならないように生きている。
一体、何を信じてやってきたんだべ?
人間ってこの辺大事だべ?

たぶん、最初は言われたことだけは、
しっかりやらねぇとって一心だったと思うんだけども
遠回りを楽しんでたと思うんだよね。
学ばなきゃいけないこといっぱいあるんだけど、
それ自体を楽しむ感じ。
殺陣の話とか、楽しそうだもんね。
それで満足出来たんじゃねえかな。
楽しいっていいことだっぺ。

これは、なんの裏付けもないのに「私なら出来る」って過信しちゃって失敗して傷ついた時とか、
等価交換が成立してないコミュニケーションに気付いて情けなくなった時とかに
読むといいんじゃねえかな〜。

この本は、

自分の才能に上手に折り合いをつける

ということを教えてくれる本だと思うべよ。

 

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