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2014.3.20 「どんぶら〜が語る」
どんぶら〜

日本語で言うと「青いトマト揚げ」。


押忍!おれ(↗ 語尾上げ)はどんぶらー!
おまえさんたち元氣してるぅ?
おれ(↗ 語尾上げ)は、腹ベコベコだぁ〜。

靴下喰いたい、靴下喰いたい、靴下喰いたいよおお。

通常時は2m30cmのおれ(↗ 語尾上げ)の空腹に入る量ったらそりゃすごいべ。
人間でいうと、

じゃがりこだったら、3箱。
大福だったら、1.5個。
キュウリだったら5本。

相当ビミョーだべー。

そうだ今日は、人間が見る映画の話だべぇぇ。

良い話風の、なんていうの、ひゅーまん?そんな映画なんだけども
鑑賞後は、どうもね、個妖怪的にはね、したたかなモノを感じた一本だべ。

 

フライド・グリーン・トマト

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ジャケから良い映画感は滲み出てるよねぇ〜
フライド・グリーン・トマトってのがまず意味わがんねぇと思うんだけど
まだ青い状態のトマトをスライスして衣をつけて揚げたもので、
アメリカさんの料理らしいよぉ〜
何付けて食うのかなぁ〜、粗塩かなぁ〜
おれ(↗ 語尾上げ)は、ダウニーがいいなぁ〜

そして、安定のキャシー・ベイツさんだべぇ

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伊達にミザリーで不安定になってないべぇ

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おお、逸れたべ・・・

原作はファニー・フラッグさんって人の
「Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe」って小説らしいべ。
ストーリーとしてはね、

夫とは倦怠期にある張り合いのない日常を送っている中年女性が
老人ホームで知り合ったおばあちゃんの昔話を聞いていくうちに
人生を謳歌する素晴らしさ再発見して、新しい生活に舵を切っていくというお話だべ。
で、このおばあちゃんの回顧録がステキってことだべ。

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このおばあちゃんの名前はニニー。

おばあちゃんの話には、2人の女性が出てくるべ。
アメリカ南部アラバマの美しい自然を舞台に
お転婆少女イジーと、イジーの兄ちゃんの彼女のルースの話が続くべ。

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で、これでもかって不幸が襲いかかるんだども、その逆境を乗り越えていくというストーリー、

なんだけどもさ・・・
あるがままに、簡単に箇条書きにしていくべ。

・お兄ちゃんが2人の目の前で汽車にはねられ他界
・イジー塞ぎこむ
・ルースは結婚、でもDV旦那
・イジーがDV旦那からルースを救出
・ルースは身籠っていて出産
・イジーはルースと自活出来るように「ホイッスル・ストップ・カフェ」をオープン
・黒人やホームレスも迎え入れるカフェとして有名に
・でも、差別主義のKKKに狙われ、脅迫されるようになる
・DV旦那再登場、こいつも人種差別主義者
・無理矢理にでも子供を連れ去ろうとするDV旦那
・事故っちゃ事故だろうけどDV旦那を殺害
・証拠隠滅のため、DV旦那をBBQにして販売、食べさせる
・イジーは殺人容疑で逮捕されるが、神父も助けてくれて無罪放免
・息子も父親同様、汽車の事故に会い、死にはしなかったけど片腕無くす
・ルースはがんを罹患、他界
・残されたものたちは必死で生きていく

そして、語り手のおばあちゃんニニーが実はイジーでした
というオチで、キャシー・ベイツが演じるエヴリンが老人ホームから
自分の家に迎え入れて映画は終わるべ。

ここまでみればわかるけど、
ジャケからは想像もつかないハードコアだべ・・
殆ど、三池崇史監督の世界だべ、
ちょっとズレたら園子温だべぇ

さらに言うと、どうやら原作では、思いっきりイジーとルースの同性愛描写が
あるらしいんだ。映画では一切その辺は描かれていなかったけどもね。

思うに、本来はもっと混沌に満ちた作品になるような時代だったはずだべ。

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1930年代、黒人の差別も、女性の差別も、同性愛の差別も、貧困もなんでもあった時代。
理想なんかを掲げる前にぐちゃぐちゃな社会の中を必死に生きるしかなかったはずだべ。

その時代を背景に、敢えて女性の強さや愛情で引っ張っていって
爽快感まで植え付ける構成技術には舌を巻くべ。
改めて言うけど、こんだけハードコア内容なのに感動のヒューマンストーリー大作だかんね。

ブラックなところを笑いにすることで
観る方は、指摘する方が野暮って鎖に巻かれる。
秘密を共有するように造らてるべ。
この鎖は他の箇所でも幾重にも仕掛けられていて、
不安から安心への振り幅もすごい。
例えば、息子が父親と同じようなシチュエーションで事故に合うとかだっぺ。
まさか!って思わせて、結果が安心だと、その映画自体を信じちゃうべ。
こういうギミックがたくさんあるべ。

すごく、したたかな映画だとおれ(↗ 語尾上げ)は思うんだよね。
つまらないとかじゃなくて、面白いし、見入るんだけど、
それ以上にプロを観た感じ。

人間もたいしたもんだべ。

最後に、どうやら原作者を囲んでる写真。

なんだかいい写真だっぺね。

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