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2014.1.9 「こっこーが語る」
こっこー

拝啓 人間ども


ぼくはもう、人間ども と言うのも恐ろしい

いつからだろう、君たちが、こんな恐ろしい生き物になったのは

思えば昔、君たちは可愛かった

それは、ほんの300年前さ

ぼくが

目を光らせただけで、ワーーー!!

出てきただけで、キャーー!!

夜空を飛べば、ギャーーー!!

傘をひったくっただけで、君たちは、腰を抜かしていたんだ

それから時は流れに流れ

先日、ぼくは、池袋で傘をひったくられた

びっくりしたねー

ギャーッ!!!!っつっちゃったしね

でもまぁ、ひったくった小童も、僕の顔みてギャーッ!!!!て叫んでたけどね

(僕もまだ捨てたもんじゃないな)

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今や、君たちは

飛行機で空も飛べる

(ぼくは、日本を出た事がないんだ、長距離は飛べないからね…)

携帯電話でテレパシーも使いこなす

(ぼくたちだって、離れていても妖術で会話できるよ でも、絵は送れないな…)

深海まで泳げるやつがいる

(友達の海坊主が、びっくりしてたよ、近所で人間を見たって!!)

 

世界を自由自在に飛び回る君たちにとって、もう驚く事など何一つないだろう

でも、いつかまた、驚かせてみたい

ぬらりひょん先生や、天狗先生や、酒呑童子先生みたいに

ぼくだって!!

もう一度、君たちの「ワーーーー!!キャーーー!!」が聞きたいんだ

 

これは、科学がリードする現代社会に、追いつけ追い越せの妖術修行日記

君たちを観察し、記録して、驚かせるタイミングを虎視眈々と狙うのさ

(敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず」って 孫子君も言ってるしね)

 

傘の骨がポッキリ折れてたり、傘が盗まれたら、そっと振り返るがいい

魑魅魍魎の世界はすぐ後ろ

LEDがどれだけ輝いても、闇は無くならないのさ

ここでは、ぼくが一人前の妖怪になるその日までを、洒洒落落と綴っていくよ

 

君たちが 腰を抜かす その日まで

 

ケケケケ
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