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2014.4.5 「おけけが語る」
おけけ

「やさぐれ刑事」の衝撃


やさぐれ刑事

日本には「やさぐれ刑事」という刑事がいるらしい。
俺は久しぶりに震えた。
 
とにかく最初のシーンからやさぐれっぷりが半端ない。
刑事仲間が会話をしながら御飯を食べているのだが、“やさぐれ刑事”は一人、皆の輪から離れた所で大きな音を食べてラーメンを啜っている。なんという協調性の無さだ。
多分、彼は妖怪だ。
 
そして、その妻もやさぐれている。
刑事の夫を持つ妻が、ヤクザと駆け落ちしてしまうのだ。
※ある意味「妻の方がやさぐれている」と言えなくもない。
 
そして、それを追う為に辞職をしてまで追いかけ、犯しまくる。殺しまくる。
一番ビックリしたのは、ヤクザの事務所で“やさぐれ刑事”の妻がセックスをしている映像を、ヤクザ衆が鑑賞しているのを“やさぐれ刑事”が見たシーンだ。
なんと、怒ってヤクザの事務所を爆破してしまう。。。
 
この話には正義とか悪とかは全くない。全員が自分の為だけに行動をしている。
そして、そこに存在するのは、歪んだ愛の為の暴力だ。
 
ここまでハードボイルドな男がいるとは。
俺もうかうかしていられない。
 
俺はこのDVDを市立図書館でレンタルした。
しかし、どうしてこのような作品が市立図書館に置いてあるのだろう?
自治体が推奨するDVDなのか、図書館にこの作品のリクエストをしたハードボイルドな人間がいるのか。
謎は深まるばかりだ。
 
そんな事を考えながら図書館に向う道中。
作品の衝撃に忘れそうになってしまったが、返却する間際、パッケージの内側にそっと毛を忍ばせた。
 
以下はAmazonでの紹介文だ。心して見るが良い。

西野警部補(原田芳雄)は自分の上司を殺した暴力団幹部・杉谷(高橋悦史)を執拗に追いかけていた。やがて、杉谷と一緒に西野の妻・真穂(大谷直子)が杉谷と一緒に逃亡していることが判明する。怒りに震える西野は警察を辞職し、杉谷と真穂を捜し求めていくが……。藤本義一の小説を原作に、妻を犯罪者に寝取られた上にコールガールにさせられてしまった元刑事が復讐の鬼と化していく姿描いたハードボイルド・アクション映画の異色作。いささかリアリティに乏しい感もなきにしもあらずだが、警察機構からもはみだしていく男のすさまじさを原田芳雄が見事に体現しているので、そのダーティきわまる姿を拝めるだけでもプログラム・ピクチュアとして存分に機能し得た作品になっている。明らかに従来の刑事ものとは異なるテイストにも、大いに興味をそそらせるものがあった。監督はコメディとアクションに定評のある職人・渡辺祐介。(増當竜也)

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